
前ページでお話した、トレンドラインと共に
重要なラインがあります。
それは、過去の安値や高値を水平に結ぶ、
支持線と抵抗線(サポート&レジスタンスライン)です。
このラインも注目度が高いので、
しっかり学んでいきましょう!
支持線と抵抗線を引いてみよう
チャートを見て、目立ったローソク足の安値を通るように、
水平にラインを引くと支持線になり、
目立ったローソク足の高値を通るように、
水平にラインを引くと抵抗線になります。
支持線はサポートラインとも呼ばれ、
下がってきたレートがそのラインにぶつかると、はね返されやすくなります。
抵抗線はレジスタンスラインとも呼ばれ、
上がってきたレートがそのラインにぶつかると、はね返されやすくなります。
では、実際にどのようなものか、下記のチャートで見てみましょう。
支持線と抵抗線の特徴を知ろう
支持線と抵抗線は多くの人達が注目していて、相場の転換点になりやすいラインです。
何度もはね返されている支持線を、下抜けた時は、
大きく下がりやすいですし、
何度もはね返されている抵抗線を、上抜けた時は、
大きく上がりやすい傾向にあります。
そのため、支持線と抵抗線は、
「この支持線を下抜けたら、大きく下がりそうだから、
支持線のちょっと下くらいに、新規で売りの注文を入れておこう。」
「この抵抗線を上抜けたら、大きく上がりそうだから、
抵抗線のちょっと上くらいに、新規で買いの注文を入れておこう。」
という風に、売買ポイントの目安として使われます。
また、今持っているポジションをどこで決済したら良いか迷った時は、
支持線と抵抗線を決済の目安として、考えることが出来ます。
例えば、買いのポジションを持っていて、利益が出ている場合
「この抵抗線は、なかなか超えられそうもないなぁ。
抵抗線近くになったら利益確定しよう。」
と考えられますし、
買いのポジションを持っていて、損益が出ている場合は
「この支持線を下抜けたら、大きく下がるかも知れないから、
支持線のちょっと下くらいで、損切りの注文を入れておこう。」
と考える事が出来ます。
このように、支持線と抵抗線は、とても便利で使いやすいものですが、
「ラインを抜けた!」と思ったら、
すぐにまたラインの中に戻ってしまうこともあるので、注意が必要です。
トレンドラインと同じく、最初はどこにラインを引けば良いのか難しいと思います。
とにかくいろいろ引いてみて慣れていきましょう。
FX会社のチャートを活用しよう
FX会社では、高機能で使いやすいチャートが用意されていて、
複数のチャートを同時に1つの画面に表示出来たり、
チャートを重ねて表示出来たり、
レイアウトを自由に設定したりすることも出来ます。
また、「トレンドライン」等のラインを引くための機能や、
「移動平均線」等、その他のテクニカル指標も充実していて、
様々なチャート分析(テクニカル分析)が行えるようになっています。
FX会社のチャートを活用して、相場のトレンド(方向性)を把握し、
FXの取引に役立てていきましょう!
- 次ページでは『チャート分析(移動平均線の特徴)~FX初心者さんガイド~』についてご案内します。