
為替が大きく動く要因のひとつに、
経済指標の発表がありますが、
その数ある経済指標の発表の中で、
最も注目度の高いものは、
毎月第1金曜日に発表される
『米国(アメリカ)の雇用統計』です。
みんなが大注目の『米国(アメリカ)の雇用統計』が発表された後の、
為替の動きについてレポートします!
米国(アメリカ)の雇用統計とは?
米国(アメリカ)の雇用統計とは、毎月第1金曜日に発表される経済指標で、
景気動向を測るための指標として、
FXトレーダーが最も注目する経済指標となります。
雇用統計の中でも、 特に重要なのが下記の2つで、
- 『非農業部門雇用者数』
- 『失業率』
これらの発表前は、様子見モードで為替の動きが小さくなり、
結果が発表されると同時に為替が動き、
結果と予想の差が大きくなると、為替も大きく動くことになります。
発表時間は、冬時間で22:30、夏時間だと21:30です。
米国(アメリカ)の雇用統計発表後の為替の動き【2017年11月】
2017年11月の、米国(アメリカ)の『雇用統計』の経済指標が発表された後の、
為替の動きがどうだったのかを見ていきましょう。
2017年11月3日(金)の21:30に発表された
『雇用統計』の結果が予想を下回ったので、
米ドル/円は一時113.62円まで下落しました。
21:00の始値(はじめね)が114.09円だったので、約0.5円の下げがありました。
ですが、その後23:00に発表された
『ISM非製造業景況指数』の結果が予想を上回った事を受けて、
米ドル/円は上昇しました。
上記のチャートは、米ドル/円の1時間足のチャートとなります。
経済指標の予想と結果については下記の通りです。
時間 | 経済指標名 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|
21:30 | 非農業部門雇用者数 | +31.3万人 | +26.1万人 |
21:30 | 失業率 | 4.2% | 4.1% |
23:00 | ISM非製造業景況指数 | 58.5 | 60.1 |
米国(アメリカ)の雇用統計発表後の為替の動き【2017年12月】
2017年12月の、米国(アメリカ)の『雇用統計』の経済指標が発表された後の、
為替の動きがどうだったのかを見ていきましょう。
2017年12月8日(金)の22:30に発表された『雇用統計』の結果は、
「失業率」は予想通りで、「非農業部門雇用者数」は予想を上回りましたが、
米国(アメリカ)の「平均時給」が予想を下回ったことにより、
米ドル/円は一時113.24円まで下落しました。
22:00の始値(はじめね)が113.49円だったので、約0.25円の下げがありましたが、
それほど大きな動きはなかったように思います。
『雇用統計』の発表後に少し下がりましたが、その後米ドル/円は回復しました。
上記のチャートは、米ドル/円の1時間足のチャートとなります。
経済指標の予想と結果については下記の通りです。
時間 | 経済指標名 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|
22:30 | 非農業部門雇用者数 | +19.5万人 | +22.8万人 |
22:30 | 失業率 | 4.1% | 4.1% |
22:30 | 平均時給 (前月比) | +0.3% | +0.2% |
- 次ページでは『米雇用統計発表後の為替の動き【2018年1~3月】~大注目の経済指標~』についてご案内します。
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